更新随時!玉井満代ブログ

子のイラストバックナンバー

2018.5.7

良好な親子関係を築く
子育てって!?

 みなさんは、わが子の生活の様子を見守りながら、どんな点に成長や課題を見出しておられるでしょうか。いつも見ていると気づかないものですが、それでも子どものふとした所作や言葉に「いつの間にか成長したんだな」と思われることがあるのではないでしょうか。

しかしながら、なかにはわが子のやることなすことすべてにおいて物足りなさや未熟さを感じ、ストレスを溜めている保護者もおありかもしれません。保護者との面談において、切り出される相談のほとんどがこういった親の不満ばかりのケースが時々あります。「どうしてそんなに足りないところや気になるところばかりに目を向けてしまわれるのでしょう。専門家によると、このような親には、次のような子育て上の問題点が共通してみられると言います。

しかしながら、なかにはわが子のやることなすことすべてにおいて物足りなさや未熟さを感じ、ストレスを溜めている保護者もおありかもしれません。保護者との面談において、切り出される相談のほとんどがこういった親の不満ばかりのケースが時々あります。「どうしてそんなに足りないところや気になるところばかりに目を向けてしまわれるのでしょう。

専門家によると、このような親には、次のような子育て上の問題点が共通してみられると言います。


  1. 子どもの問題行動に
    受動的に対応する
  2. 子どもの問題行動に直面したとき、一言注意するだけで済まない場合があります。たとえば子どもの過ちの原因が親の間違った指示のせいだったり、子どもに言い返されて親のメンツを失ったりしたとき、その場で問題を解決するには面倒なやり取りが避けられなくなります。そういうとき、いつも問題を先延ばしにするいつもかたはおられませんか?  このように、問題を解決するにはどうすべきかわかっていても、それを実行する精神的なエネルギーが湧いてこないタイプの人もおられます。それがしつけの一貫性のなさにつながり、子どもが親の言うことを聞かなくなるケースがあります。

  3. 子どもの問題行動に
    感情的に対応する
  4. 親はわが子の問題点に対処する必要に迫られたとき、冷静さを欠くばかりか感情を高ぶらせてしまうことがあるものです。しかしながら、感情的になって怒ることで、子どもによい結果をもたらすことは一つもありません。  子どもが小学生までは、力関係で親が圧倒的に有利にあります。ですから、頭ごなしに叱っても、その場では渋々言うことを聞きますが、心のなかでは親に対して不快感や不信感を募らせています。その結果、陰で期待と逆の行為に及ぶようになりがちです。

程度の差こそあれ、どの親もこの2つの問題点と無縁ではありません。どうしたら子どもをうまく導けるのでしょうか。実はそんなに難しいことではありません。子どもは本来、「親の意向に沿おう」と思っているのです。その気持ちを引き出すよう上手に導けばいいのです。
たとえば、子どもには欠点もある代わりに必ず長所もあります。日頃から意識して子どものよいところを認めてほめていれば、子どもは積極的に「親の言うことを聞こう」という気持ちをもつようになります。その結果、親として辛い対処を求められる場面も少なくなるという好循環が生まれます。

つまり、こういう親はしつけについてのパートナーシップを上手に築いているのだと言えるでしょう。そして、子どもが口答えをしたり癇癪(かんしゃく)を起こしたりすることがないよう予防を行っているのですね。こうして良好な親子関係を安定してくると、親にも余裕が生まれてきます。たとえ子どもが期待に反する行為に及んでも、問題を先延ばしにしたり、感情を高ぶらせて叱ったりすることなく、落ち着いて問題の核心を探り当てて対処するだけのゆとりももてるようになります。 以上のことを簡単にまとめてみましょう。

子育てをうまくやるには次の三つが必要です。



何年か前、アメリカから知人が私を訪ねてきてくれました。学生時代からの知り合い(その知人は留学生として日本に来ていました)です。まさか、再び交流の機会をもつとは思っていなかったので、ほんとうに驚きうれしく思いました(それ以来、何度も会うようになりました)。

 その知人が、アメリカの子育ての特徴について語ってくれたことで、印象に残っている話があります。それは、「アメリカの親は、何につけてもとことん子どもに説明する」ということです。頭ごなしに命令したりしません。とにかく、子どもが納得するまで言葉を尽くして説明するのだそうです。彼は、「ものすごく説明する」というような言いかたをしていました。子どもを一人前の人間として認め、理解と協力を求めるということなのでしょう。それによって、親の期待するような行動を引き出すのです。前述の、「子どもとのパートナーシップを築く」ということに通じると思います。

 無論、アメリカ的子育てのなかには、日本人家庭には合わない面もあるでしょう。ただし、「子どもが納得するまで丁寧に説明する」ということが何を目的とするものかを考えたなら、大いに参考にすべき点があるように思います。

 親子のしっかりとパートナーシップを築いたなら、子どもはおのずと自分から親の期待に沿おうとするのではないでしょうか。問題が生じても、親は問題を先延ばしにしたり、興奮して怒鳴りつけたりすることはなくなります。親子関係に好循環の連鎖が生じますから、何かあった時も親はゆとりをもって対処することができるでしょう。

 予防、対処、ゆとり、この三つを胸に留めて、お子さんの成長を引き出すべく、がんばっていただきたいと存じます。

H.S